第21回:ドゥルーズ=ガタリの思想と現代アートを考える
6/23(日)11:00-15:00、オンライン
講師:F.A.
概要:ドゥルーズ=ガタリの思想の受容を、ボリス・グロイス『アート・パワー』(1997-2007)をきっかけとして、ニコラ・ブリオーの『関係性の美学』ドゥルーズ「創造行為とは何か」(1989)ガタリ「エコゾフィーとは何か」(1992)を通じ、現代アートの意義を考える。
第22回: AIによる楽器奏法認識
2024/7/7(日)10:00-11:00、オンライン
講師:B.N.、 T.T.
概要:ミクスト音楽における奏法自動判別を目的として、複数のマイクロフォンによるデータ拡張の効果を検証する研究について議論する。
第23回:AI展鑑賞と展覧会開催に向けた議論
8/20 13:30- 天王洲
第24回:音楽理論書『The Complete Musician』の解説
2024/8/25(日)11:00-15:00、オンライン
講師:J.K.
概要:クラシック音楽の理論の歴史的展開を包括的に捉え直した著作『The Complete Musician: An Integrated Approach to Theory, Analysis, and Listening』(4th edition, 2015, 著者はアメリカの有名音楽学校などで教える音楽理論家 Steven G. Laitz)の内容を解説する。それを承けて、アルゴリズム作曲やAI作曲について議論する。
第25回:MaxライブラリBachの活用法ワークショップ
2024/9/29(日)10:00-13:30、オンライン
講師:J.M.
概要:楽譜を生成するプログラムについて考えたい。論文浄書ソフトTexの楽譜版ともいえるLilypondは、Finaleのように細かい設定が可能である。LilypondベースのpythonライブラリとしてSCAMPやAbjadといったものがあり、これらは本研究会でも以前取り上げた。リアルタイム性を重視したものとして有力なものはMaxのBachライブラリであろう。今回の研究会ではBachライブラリを基礎から学び、その固有の活用法を考えるワークショップを行う。
第26回:ユク・ホイ『芸術と宇宙技芸』読書会
2024/10/20(日)11:00-15:00
講師:内田恭平、F.A.、田中翼
概要:『芸術と宇宙技芸』においてユク・ホイは芸術と技術における地域性を思索し、サイバネティクスによる「哲学の完成」の乗り越えを議論している。本読書会では、ホイのハイデガーへの応答の文脈を整理し、「悲劇者」、「玄」、「サイバネティクス」、「場所」等のキーワードを抑えながら全体を要約し議論の土台を作る。そして、参加者で今日のアジアあるいは日本における芸術と技術の可能性を議論する。
第27回:シンセサイザーとボーカロイド
1/19(日) 14:00-18:00、上野
講師:A.G., T.K
概要:電子技術に基づく非伝統的な楽器として、2000年代以降モジュラーシンセサイザーや歌声合成が再注目されており、AI技術との関連性も深い。そこで、それらを実践している音楽家の二人に自身の研究について語っていただき議論する。特に、それらの楽器は記譜の困難や作曲と演奏の不可分性など、伝統的な楽器や記譜法では扱いにくい存在であり、西洋近代音楽の枠組みに収まらない側面は興味深いと思われる。
第28回:MIR:音楽の生成、分析、分類
2/23 16:30-20:30、上野
講師:M.Y., B.N
概要:Music Information Retrieval(音楽情報検索、MIR)分野における、音楽生成と楽曲分析タスクについての調査発表、楽器演奏のリアルタイム奏法分類手法の改善の議論